2013年9月30日月曜日

42歳からの子育て・・・2歳と2ヶ月(子育てに関するしきたりその1:甘いもの)



出産後、最低でも月1回はブログを書こうと頑張ってきたがが、、、このザマです。
半年以上も怠けていた最大の理由は、4月から学生になったこと、で、
日々の宿題に追われ、駆け抜けるような2013年上半期。

気がついたら、みきおは2歳の誕生日も過ぎ、私の45歳の誕生日を過ぎ、秋になっておりました。

前回の更新は2月。
1歳半の時点で、どんな子どもだったかを思い出すことが既に困難。
やはり、マメに記録をしておくことが重要であります。

実は、つい先日、ある子育て中のお母さんからのメールが舞い込んだ。
「kimamaさんのブログを拝見し、同じ世代の方が頑張っている姿や考えを知ることができ
励まされた気がします。ブログを更新されるのを楽しみに待ってます!」とあった。

やばい!

夏休みは1ヶ月半もあったのに・・・。
山盛りの宿題や、モンテッソーリのポートランド国際大会の旅、保育士の試験勉強などにまみれて
手がつけられなかった。

この方からのメールのおかげで重い腰をあげることができた。
こちらこそ、ありがとうございます。

さて、2歳以降のこと。
みきお2歳の誕生日(7月28日)はアメリカのヨセミテ、夫の友人ヴェロニク夫妻の別荘で迎えた。

”Happy Birthday dear MIKIO・・・” を歌ってもらって、かわいいケーキのロウソクを2本消す。
「ふー!!!」

消えない。

「ふー!!!」

・・・消えない。

ケーキを用意してくれたヴェロニクは、優しい。
「なによ、このロウソク。おかしいじゃないの?」

ろうそくを悪者にしてくれた。

父親も手伝って、「ふー!!!」っと、ようやく消えたロウソク後、
ヴェロニクや父親からのプレゼント授与。

「Look!MIKIO!Look!MIKIO!」とヴェロニク。
みきおは父親からのかわいいモンキーちゃんのぬいぐるみには目もくれず、
目の前に置かれた、ケーキに釘付けである。

指でちょいと舐める。

「うまい!」と叫ぶ。

また、指でちょいと舐める。

「うまい!」

そりゃそうだ。
こんな甘いもの、普段は口にしたことがない。

「なんだこりゃ!こんな甘い美味しいものが世の中にあるのぉおお・・・?」と顔が言っていた。

めくるめく体験のはずである。

我が家では、砂糖のたくさん入っているいわゆるお菓子的な物は子どもに与えない。
飲み物も、水か麦茶。100%のオレンジジュースやりんごジュースをたまに頂くことはあるくらい。

普段のおやつは、みかん、りんごなどの果物、干し芋、栗、レーズンやナッツなど。
最近はホットケーキを焼くぐらいはする。

甘いものをあげない方針は、親譲り。たまたま夫の親も同じ方針だったのには助かった。
みきおは、そんなわけもあってか、ご飯をよく食べる子で、
保育園からの連絡帳にも、すべて「おかわり、おかわり、おかわり」と書かれている。
家でも何でもよく食べるので、食事に関しては苦労がない。

小さい子には甘いものをあげないしきたり、我が家の徹底ぶりは凄かった。
子ども時代、学校から帰って、ただいまーっと、
さて、おやつを食べたいと、家中を探しても出てくるのがみかんや焼き栗しかない。

「ねえ、みかんはおやつじゃないよ!」といつも親に不平不満を言っていた。
栗もおかしじゃないが、甘いので、まだ許せた。栗しかない時は、
弟と二人で、大量の栗を黙々と食べた。

たまの外食。父親はビールを飲むが、子どもの私たち3人は、水しか飲ませてもらえない。
ジュース、コーラ、サイダーの部類は、一切、NOであった。

特に父は厳しかった。頑として許さなかった。

ので、親に隠れて、友だちの家などで、スナック菓子を食べるのは極上のひと時だった。
あるとき、まだ日が暮れる前、父が帰ってこないから、と覆いに油断し、
家の玄関前でカールのチーズ味をひと袋、友達とばくばく食べていたところに、
なぜか父が帰ってきて、大きな雷が落ちた。

あーこわ。

あの時のことを思い出すと今でも震える。

しかし、子どもはやはり甘いものが好きであり、
当然、遠足にいったり、友達のうちにいったり、祖母と出かけた時など、
ここぞ!とばかりに、普段は口にできないお菓子を食べる。

これがまた、本当に嬉しかった。
「あー、これこそがお・や・つだ」と思った。

大学にも入り、自立して大人になってから、
自由に好きなものを買える環境になったので、
当然、チョコレートも、カールも、アイスクリームも、
食べる人になっている。

でも、40歳も過ぎ、いざ子育てをする段になると、
親から受けた、甘いものは小さい子どもに与えない主義の人になっていた。

なんだかんだ、子ども時代の親から受けた躾が染み付いているわけで、
兄や弟とたまにこの手の話をすると、やはり、兄弟も小さな子どもらには、
ジュースや甘いお菓子類は与えない主義の人だった。

「ご飯が食べられなくなるからダメ」と
食事前のおやつは、特に厳しく禁じられたことを、今でもたびたび思い出す。
お腹ぺこぺこで食事をするのが正しいと。
子ども時代は、それが嫌で嫌で。

その他にも食事作法やら、その他生活の作法全般に厳しかったこともあり、
親の存在、特に父親の存在が本当に疎ましかった。

そんな親の考えは正しかった、と自信を持って言えるし、ありがたかったと思っている。

子供はほっておくと本当に甘いものが好きなので、
やめられなくなる(大人もそうかな)
そうすると、ご飯が食べられなくなる。

それに、虫歯になるしね。

たまに食べると、最高に美味しいしね。

当分、みきおは、たまに遭遇する甘い誘惑に翻弄されることになるだろう。
そして、いつか、大人になったら、
今の私と同じように、親から受けたしきたりを、すとんと受け入れるようになるだろうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿