2011年7月13日水曜日

40歳からの婚活(その1)・・・「会社と恋愛してるあたし?」

2008年9月19日。満40歳の誕生日。
あーついに、40代に突入。
友人からのお祝いのメッセージ、メールの数々が届く。
・・・嬉しい、ありがとう!ありがとう!いやいや、ほんとありがたい。

しかし、その中に肝心の意中の人からのメールはない。
・・・というか、つきあっている人からのメールはなかったということ。
彼氏無し、で、40歳の誕生日を迎えてしまった。

どういう心境だったかって、今から振り返るに、
やっぱり寂しいというか、「あーあ!」って感じだったと思う。

数年前から、仕事がらみで知り合った、運命鑑定学「未来学」の凰華(おうか)先生によると、
2008年は私にとって、華(はな)の年。まさに人生の真夏、大いに幸せが開く年だそうな。
もう残り3ヶ月と少ししかないじゃないか!

ここから、仕事にまみれた、猛烈営業マンの行動スタイルが婚活にも展開された。
目標設定をしっかり行った。
「2008年度中に結婚する!」(というか、結婚する人を見つける)
営業リストには可能性のありそうな人はゼロなのに。だいじょうーぶかねえ?

ところで、当然ながら、40歳になる以前にも婚活は意識していた。
30歳前半までは、母親が心配してせっせと見合いの話も持ってきてくれていた。
ネットでのお見合いサイトも含めて、10回以上のお見合いを経験した。
しかし、どれも、箸にも棒にもかからないって感じで(相手から見てもそうだったろう)
2時間の見合い時間中、あまりに話が合わないので、何度もトイレに行き、友達に
「もう話のネタが尽きちゃった、どうしよう!あーつらい!」などとメールしたりしていた。

または、持ち前の営業マインドが出過ぎてしまい、相手の会社の事業方針やらを
根掘り葉掘り聞き出し、「なんか、面接されているみたいですね・・・」と言われてしまったり。
(お、この会社は研究開発費がけっこうありそうだから、こんど営業に行こ!)と
見合いってことも忘れて、仕事の営業先の開拓ネタに使ったりしていた。
30代後半には、こんなお見合い話も途切れてきたが、
結婚相手がなかなか見つからないと嘆く私に、仕事先の心優しいお客さんが、
「うちの会社の独身男性で、いいのを紹介しますよ!」などといって、食事をセットしてくれたり、
40代近い男女だけのいわゆる合コンなるものにも、2回ぐらい行ってみたことはある。
しかし、すべて玉砕=成果なし、だった。

30歳の時の会社のマネジメント研修時に書いた人生設計書には
「34歳までには結婚し、子供を産みたい」とある。
そうだ。もちろん、結婚もしたいし、子供も欲しいと、ずっと思い続けてきたのだ。
私ばかりでなく、たいがい仕事ばかりやってるように思われている女性は、
周囲の人に、「あなたは結婚したいと思ってないでしょう」と言われてきたと思う。
でも、本当に結婚なんかしたくない!と思っている女性は少ない。
同年代の仕事にまみれている独身の女友達は、むしろ
「早く結婚して、子供がほしーい!」と考えている人が多かった。
そして、相手がいない、どこにいるの??・・・と愚痴を言い、傷をなめあう。

同年代の男性はたいがい結婚してしまっている、か、または女子が強すぎて
釣り合いがとれない場合も多いようだった。
だから、もう私たちに残されている相手は
「すごーく年上か、すごーく年下か、あとは外国人しかいないね!」などと身勝手に話していた。
実際、外国人で日本人と結婚したいと思っている人とのお見合い紹介所、みたいなものもあり、
今になってみると、あれは騙されたに近いので恥ずかしい過去だけど、
こっそり、それに入会したこともあり。いやはや。

もう何でもあり、になってきていた。

40歳誕生日から3ヶ月あまり2008年度の年末。
今年は”華の年”、という鑑定学を信じて、自分の運命の人はどこにいるのか?
今まで以上に真剣に婚活モードだった。

今になって振り返ると、営業マインド全開で、がつがつしていて、恥ずかしいけど、
「今年中に結婚相手を決めよう!」と期限をきったことは正解だった。
いつか、いい人が現れる時に結婚すればいい、、、と思っていたら、今の私はないだろう。
結局、結婚はタイミング、そして縁もの、なのだ。

それと、「どうして結婚できないんですかねーわたし」などと冗談半分で話していた時に、
会社の役員の大先輩に、仕事帰り?の飲み屋で言われた一言は忘れられない。
「イーダは、ぴあ(会社)と恋愛してるからなー。だから結婚できないんだよー。へへへー」

・・・って、言われてもねえ。
こんだけの時間を費やして、一生懸命仕事してるのは、会社を良くしたいからなんですけど。
毎日毎日、夜遅くまで仕事して、お客さんや仕事仲間と飲んで、仕事の話をして、
深夜に帰宅して、家では寝るだけ人生。
休日も残務処理に会社に出かける仕事まみれの人生。
仕事のし過ぎで、肩こりや腰痛がひどくなり、マッサージやらエステやらに高いお金を
出費しつづけてきた人生。

まあ、これじゃあ、結婚相手も近づかないわなあ。
近づきたくなくなるわなあ。

・・・これ、今だから思うことです。

その時は、全然。ひたむきに、仕事、会社のやるべきこと、やりたいことに向かい、
最優先で時間を割いていました。何の疑問も持たず・・・。

そういう仕事にがんばってきたアラフォー女性、たくさんいる。
独身でも、生き生きと仕事できていたら、それでいいという価値観もある。
でも、私は結婚して、子供を持ち、家庭を持ちたかった。
当たり前のそんな夢を持ち続けて、40歳独身のまま、2008年、いました。

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